シェイプアート入門

はじめに

 

私がシェイプアート作りをする上で、参考にした本やホームページなどや、作成する上でのノウハウを紹介していきます。

さあー、シェイプアートを初めよう!

シェイプアートの本
シェイプアートの本

シェイプアートで使う図形は日頃使っている吹き出しや三角、楕円など以外に曲線などを多く使います。
それ以外にグラデーション(色に変化を付ける機能)などを使いますので、シェイプアートのことが書かれた本など見てから始めるとよいです。
私も使わせていただいた、シェイプアート第一人者の高倉幸江さんの「Wordでできる大人のお絵かき」の本が初心者には解りやす くお勧めです。
まずは、この本を見ながらいくつか作品を作ってみましょう。
それ以外にシェイプアートの作り方が掲載されているホームページが「読売オンライン」の「新おとな総研」の「遊びのレシピ」の「Wordでお絵かき」に季節に応じた作品の作り方が沢山、掲載されています。
これらを見て、10作品くらい作ると、シェイプアート独特の図形機能の使い方が解ってきますので、それからオリジナル作品作りを始めましょう。

 


Wordでお絵かきする前に準備!

Word2007の場合
Word2007の場合

Wordでお絵かき(図形描画)するには事前の準備が必要です。

Word2007の場合には

1.よく使う図形描画関連のツールを「クイックアクセスツールバー」に登録しておきます。

2.図を自由に配置できるよう設定を変更します。

「Officeボタン」から「Windowsオプション」の「詳細設定」の「切り取り、コピー、貼り付け」の欄の「図を挿入/貼り付ける形式」を「前面」に変更します。

Word2003の場合
Word2003の場合

Word2003の場合には

1.図形描画ツールバーを表示する。

2.図の自由に配置できるよう設定を変更します。

「メニューバー」の「ツール」の「オプション」で「編集と日本語入力」の「図を挿入/貼り付ける形式」を「前面」に変更します。

 


「あさがお」を作ってみよう!

「あさがお」の作品
「あさがお」の作品

「あさがお」は始めて作る作品としては、比較的簡単でWordの図形機能は始めてのかたでも2~3時間で作れます。
最初に紹介した「Wordでできる大人のお絵かき」に載っていますのでそれを見ながらやれば、簡単にできます。
少し、本に載っていない図形描画のポイントを説明します。
花びらなどの図形を描画するときは、画面表示の大きさを100%から150%くらいに拡大したほうが、描きやすいです。
逆に、全体の配置を行う時には縮小して、全体が画面に入るようにします。
シェイプアートでは、曲線を描画することが多いですが、これをマウスで描画するのは大変です。
ポイントは、まず、画面を拡大しておくことと、描画する時は大きく描くことです。小さな図形をマウス操作するのは大変で思うように描けません。
まずは、大きく大体の形を描いて、次に頂点の編集機能で調整することで目的の図形に仕上げます。こうすれば、綺麗に描けます。
できた図形は必要な大きさに縮小して、使えばいいのです。

 


「ほたる」を作ってもよう!

「ほたる」の作品
「ほたる」の作品

「ほたる」は「読売オンライン」の「Wordでお絵かき」の2009年6月24日号に紹介されていますのでそれを参考にすれば、比較的簡単に作成できます。
サイトでも紹介されていますがポイントは「ほたる」の黄色い輝きをグラデーション機能を使い表現することです。
ここでは黄色と黒の2色の色で表現しています。ただし、印刷の時に注意が必要です。
Wordの作品をそのまま印刷すると黄色い部分が黒く印刷されてしまいます。
そこで、作品をコピーして貼付けるときに形式を画像(PNG,JPEG)にして、それを印刷します。
Wordならコピーして「形式を選択して貼付け」で、できます。その時、次のページを作成してから行います。
それから、印刷のポイントは作品を綺麗に見せるなら、写真用紙(写真用光沢紙:100円ショップで5枚100円)を利用しましょう。普通紙に印刷するより、断然綺麗です。

 


「ひまわり」を作ってみよう!

ひまわり
ひまわり

ひまわり」は「読売オンライン」の「Wordでお絵

かき」の2009年6月10日号に紹介されていますので

それを参考にすれば、比較的簡単に作成でき ます。
比較的、簡単にできる作品です。
ポイントは「ひまわり」の花びらを綺麗に均一に円

形に並べることです。
これには、花びらを並べやすくする為のガイド用の

円を中と外に描くことです。
「ひまわり」の花の形が出来上がったら、このガイ

ド用の円は消します。

 


「窓辺の風景」を作ってみよう!

窓辺の風景
窓辺の風景

窓辺の風景は「Wordでできる大人のお絵かき」に掲載されています。
描きかたはこれまでとそれ程変わりません。
この作品のポイントは曲線を多く使い、曲線のできが絵のできを左右しますので、頂点の編集で曲線を調整して丁寧に描くことです。
また、グラデーションの具合で全体のイメージが変わってきますので、少しずつ色と透過比率を変えて最適なものを選びましょう。
それから、印刷すると画面で見たより暗くなります。
思った以上に暗いなら、プリンターで明るさを調整するか、それができなければ作品を画像に変換して、写真編集ソフトで明るさ調整します。
Windows Liveパック(無料)のフォトギャラリーなら簡単に明るさ調整ができます。

 

 

「オリジナル作品」を作ってみよう!

さくら
さくら

シェイプアートの作品作りに慣れて、図形描画のコツが解ってきたら、いよいよオリジナル作品作りを始めてみましよう。
何を題材にするかですが自分の気に入ったものがあればそれでいいですが、見当たらない場合は雑誌やウェブサイトでお気に入りの題材を見つけて作ってみましよう。


私の場合は写真を趣味にしておりますのでその中からお気に入りの題材を見つけて作りました。
自分で撮った写真をシェイプアートで再現するのも面白いです。
私が考えたのは、写真をどれだけ忠実に再現できるかです。

作品作りのポイントですが、どんな題材でも作品は出来ますがシェイプアートに向く・向かないがあります。
例えば、バラの花ですがそれぞれの花びらがいろいろな形をしておりさらに複雑なので大変だろうとあきらめました。
花で作りやすいのは花びらが同じ形でそれを円形状に並べればできるものです。
次に白い花(桜など)を作る時は背景色に暗い色を設定して、花びらを浮かび上がらせるような感じにすることです。いろいろな色とグラディーションを変えて、一番いいものを選びましょう。
次に、風景ですが、形と色が綺麗なものや変化があるものを選びましょう。
どうしても、グラデーションだけでは、微妙な色の変化を再現することは難しいので、形と色をメインに考えましょう。

皆さん、素敵なオリジナル作品を作ってみて下さい。

 

※テキストの販売も行っております。

テキスト販売のサイト(にこにこショップ)

 


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